親塾7で紹介した本たち
Posted By taga on 2012年7月28日
親塾7で紹介した本たちを書く。
今回はどうしてもいじめに関連したものになった。
◆ 「いじめの構造」ーなぜ人が怪物になるのかー
内藤 朝雄
大津市の事件の対応は、今に始まったことではない。
以前から何もかわっていないことが、よく分かる。
■ 「名前をうばわれたなかまたち」 タシエス 作
いじめは、日本だけのことではない。
この本は、いじめの恐ろしさを、すとんと心に届けてくる。
■ 「学校裏サイト」 下田 博次
同じテーマの本を2冊紹介したが、
学校裏サイトの存在もご存じない方が多かった。
■ 「教室の悪魔」 山脇 由貴子 ポプラ社
タイトルは怖いが、作者は東京の児童相談センターで
永年いじめ対策を取り組んできた方。
■ 「ボロ」 文 いそみゆき 絵 長 新太
野良犬と少女の心のふれあいを描いた作品。
別れが胸をうつ。
■ 東井義夫のこころ
これは、兵庫県の産んだ偉大な教育者、東井さんの詩に、
尾木ママなど、著名な方がコメントをつけたもの。
兄貴~、ほとんど寝ずに人生楽しみまくってますねえ!いろいろあるんだろうけれど。
私もいじめに対しては並々ならぬ気持ちをもっています。だって、息子がいじめにあったから。「他人ごと」じゃなくて「自分ごと」にいかにするか。そこがポイントだと思う、教師も周りの生徒も。7日飛び入り参加したいよう!
本当は夜に飛び入りしたいでしょ。
だめだめ。
いじめについては、教師が発信しにくい雰囲気がよくない。
自分のクラスのいじめが分からなければ、
恥ずかしいという意識かなあ。
こういうのって、意識じゃなくて、
決意だと思うんだけど。
私に言わせれば自分のクラスのいじめがわからないなんて、信じられない。その子が相談できなくても、気づいた生徒が必ず私につなげるから。そのくらいの信頼関係がなくてどうする。常に教師の姿勢を生徒は見ている。この先生は信じられるか。問題として取り上げてくれるか。つなげた自分のことも守ってくれるか。
そうやってクラスのいじめを一つ一つ予防・駆除・消毒してきた。必ずと言っていいほど、出会ったクラスには危機があった。またはすでに起きていた。
今の学校に春に赴任して、他の学年の生徒が私に相談してくる。どうなってるんだ。担任は。以前からいた職員は。絶望的な気持になる。何とかしたいとも思っている。
だから決意なんだと思う。
決意のあるなしは、子どもには分かる。
でも、傷つくからなかなかできない。
誰でも傷つきたくない。
傷ついてもやるっていう決意があるかないかで
子どもからつながるかどうかが決まると思う。
絶望的な気持ちにならず、
舎弟は舎弟のままで、
そこの学校の子どもたちの力になればいい。
教師って、そういう仕事だ。
まあ、間違いなく嫉妬は受けるけれどね。
僕みたいに辞めなくても、
学校を変わればいいから、
どんどんやりなさい。
多くの心ある仲間が支持するから。