子どもの心をこう受け止めようー親塾№3からー

Posted By on 2012年5月31日

親塾③で話した内容を、

いつものように一部紹介する。

読んで興味を持たれた方は、どうぞ参加下さい。

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今日のメインテーマは、子どもの心をこう受け止めましょう、ということです。

人の心は不思議なものです。自分でも自分の心なのに、どうにもならないときがあります。

僕はときどき、子どもたちにこう言います。

「ころころ変わるから、こころって言うんだよ。人の心は、ころころ変わるものなんだ。

君の心も、変わるときがあるよ、今ではなくても。」

そうです。「ころころ変わるのが心」なんです。

また、心のコントロールは難しいものです。自分の心を簡単にコントロールできる人なんて、めったにいないでしょう。

でも、僕は思うのですが、簡単に心がコントロールできたら、逆に面白くない。

自分の中にある、人への思い。

ねたみ、怒り、悲しみ、あこがれ、好き、嫌い、いろいろあって、思うようにいかないから、人生はおもしろいのでしょう。

なんでこんな元々の心の話をするかというと、一回目の親塾で僕の言った、

「子ども理解ではなく、人間理解だ」ということを、もう一度思い返して下さい。

子どもは、小さな人間。

つたなく未熟だけれども、一人の人間なのだということを心に入れて、これからの話を聞いてください。

子供を受け止めるということは、人間を受け止めることでもあるのです。

◆ 「子どものことが分からなくなってきました。」という言葉を、中学年以上のお母さんから聞くことがあります。

それは、たぶん、違います。

分からなくなってきたのではなくて、初めから、僕に言わせると、分かっていなかったのです。

自分の都合のいいように、子どもを見ていただけなのです。

今から、子どもの受け止め方について、いろいろ話します。

先に言っておきますが、全部取り入れては、だめですよ。

どんなにおいしいものであっても、松茸ご飯にカレーをかけて、その上に鯛の活け作りを乗せて

トリュフとパルメザンチーズと大人のふりかけをかけたら、絶対にまずいでしょ。

こういう話を聞いたときに気を付けないといけないのは、全部取り入れてしまって、消化不良をおこすことです。

ご自分の性格や家庭状況や子どもの性格などと照らし合わせながら、

「うちの場合は、このやり方が合いそうだわ。」

というふうに考えましょう。

心の受け止め方は、人それぞれであって良いのです。

 

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