子どもの見方 7 ーその5-

Posted By on 2012年5月28日

「子どもはほんとうに笑っているのか」

 

笑いは大切だと、いつも言っています。

しかし、子どもが本当に笑っているのかどうかは

見極めないといけません。

 

いじめに近い形で笑われている子どもがいます。

そういう子どもは、自分も笑っているものです。

三流の教師は、笑っているから大丈夫だと思います。

とんでもない。

全然大丈夫ではありません。

笑わないと、自分がみじめになるのです。

だから、自分のプライドを守るために笑っている場合が多いのです。

 

卑屈な笑い。

哀しい笑い。

 

ときどき、

「一緒に笑っているから、冗談をやりあっていると思っていた。」

などと言う教師がいます。

子どもに聞いても、だいたい否定します。

だから、いじめがわかりにくい。

 

大切なことは、事実です。

具体的な事実をとらえることです。

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