作文の話-3-

Posted By on 2012年2月14日

さて、基本的な赤ペンの書き方の話をしましょう。

さきほども述べたように、

赤ペンで一番大切なことは、

子どもの心を受け止めるということですが、

これがまた、とても難しい。

子どもたちの文章表現力は、個々で全く違います。

さらに、本音が書けるかどうかも定かではありません。

子どもをよく観察し、子どもの表現力を把握していかないと、

子どもの心を受け止めるなんてことはできないのです。

一年生を受け持ったとき、

一人の子どもがこんなことを書いてきてくれました。


「日記を読み返してみました。

あの多賀先生の赤い字を見ていると、心がふわーふわーとしてきます。」


うれしいですねえ、この言葉は、僕に勇気をくれます。

僕が心がけているのは、まず、日記や作文を読んだときに

「この子は何を伝えたいのだろう」

という気持ちで読み取ろうとすることです。

 

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