作文の前書き

Posted By on 2012年1月30日

毎年恒例の作文発表会の「まえがき」をたのまれた。

今年は、特に思いが強い。

それを下記に示す。

「宮城県南三陸町で、あの大津波の時に、

津波が襲う最後の瞬間まで防災無線で避難を呼びかけた役場の女性職員がいらっしゃいました。

残念ながら、その方は亡くなられましたが、

その後、

中学校で開封されたタイムカプセルには、

この女性の作文も入っていたと言います。

 そこには、夢や希望が書かれていました。

 作文というものは、その人が生きた証しでもあります。

そのとき、どんなことを思って暮らしたのか。

何を見て、何を考えたのか。

 

書いて残さなければ、全て消えてしまうのです。

 

書くことには、心の記録という一面もあるのです。

 今、元気に走り回っている子どもたち。

夢を持ち、明日を見つめて生きています。

その「今」をつづってほしい、日常的に思いをつづり続ける人に育ってほしい、

という願いをこめて、

作文発表会や文集「かぶと」があるのです。

書くことが、子どもたちの習慣になりますように」

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