なにかがちがう

Posted By on 2012年1月30日

平清盛のテーマ音楽に

エマーソン、レイク&パーマーのベストアルバム

「カルタス」からの曲が使われていた。

EL&Pと言えば、僕らは

「ナットロッカー」(クルミ割り人形)でクラシックをロックで演奏した先駆けとして知っている。

つい、衝動買いで、改めて買ってしまった。

懐かしさはあるし、ノリもいいんだけど、

何か違う。

この違和感は何だろう。

最近、クラシックにかなり傾倒していて、

昔はあまり聴かなかった交響曲も、毎日のように聴くようになって、

クラシックというものの様式(パターンとは違う)がなんとなく頭にあるからかも知れない。

電子音では、どうも「ちがうな」という違和感がぬぐえないのだ。

たとえば、グールドは、あくまでグールドなのに

モーツァルトとベートーベンを弾くと、様式の違いが鮮明である。

ところが、EL&Pのような電子音だと、

チャイコフスキーもムソルグスキーも、

全部、様式が同じものになってしまうような気がする。

それでいいんだけどね、音楽って。

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