風評被害という差別

Posted By on 2011年12月7日

尊敬する大先輩からのお便りに、書いてあったこと。

 

「(福島の状況に触れて)ーでは、生産者はどうするのか。

いっそう風評被害という差別がまかりとおるのではないか。

差別を助長しながら、゛立ち上がろう日本゛などあり得ない。」

 

そうだ。

差別なんだ、風評というものは。

「不安になるのも分かる。」

などというのは、差別している人を

「その気持ちも分かるよ。」

と受け入れるのと何も変わらない。

 

検査してオーケーならば、受け入れる。

安全なものまで、「福島県産」ということで「差別」してはならない。

 

人権に対する本気度も問われているのだ。

 

福島県の教員採用は、ゼロだった。

当然かも知れないが、新しい先生を補強していけないところに

未来の絵は、描けないだろう。

 

落ち葉拾いの季節に、子どもたちが落ち葉をさわることもできない現実。

 

そういうことをいつも考えながら歩まないと、

「がんばれ東北」は、ただのきれいごとになる。

 

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