人権教育

Posted By on 2021年12月9日

今日は、西宮で人権の授業研。
僕は専門ではないと、授業だけの話にさせていただいた。
人権の話は、市教委から来ていただいた。
なんだけど、
僕の出身地は神戸市の長田。
同和地区と朝鮮人部落が併存する町。
関東などの地域の方には想像もできない体験がある。
母が小学生の時、
当時は赤貧で、残飯を洗って食べていたほど。
祖母が働いてやっと貯めたお金で近眼だった母に
眼鏡を買ってくれた。
それをかけて歩いていたら、
「ちびのくせに生意気だ。」
と部落の中学生くらいの連中が
眼鏡を奪って足で踏みつけて壊した。
かえって祖母に言うと、
「あの人たちが悪いんやないんやで。恨んだらいかんよ。」
と言ったそうだが、
母は、最期まで差別主義者だった。
家内の父親が姫路で校長をしていた時、
教頭がよけいな言葉を吐いたために
部落の糾弾集会に行かされた。
連日、大勢に囲まれて大声で怒鳴られる。
何日かの後、脳梗塞で倒れて半身不随になり
残り僅かの校長生活を全うできなかった。
そういうマイナスの経験があっても、
僕は差別を憎む。
人種差別も障碍児差別も女性差別も。
差別という偏見が、多くのマイナスを生む。

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