指摘すれば良いものではない

Posted By on 2020年2月5日

校内研に呼ばれていくと
だいたい授業者は何年目のどんな人かということを
校長や主任に尋ねる。
特にメンタル面を聞くことにしている。

学級の崩れを経験してやっと立ち直りつつある先生に
厳しい言葉を投げつけたら
その人の人生を狂わせてしまうかもしれない。
いつも、そのことを頭に置いている。

校長室で個人的な指導をするときには
その先生が一番大切にしていることを
まず、口にすることにしている。
授業ではそういうものを探すようにしている。
「〇〇さんは、いつもは大変なんじゃないの?
今日はがんばっていたから、先生はうれしそうな顔をしていたんじゃないの?」
「この難しい授業を、よく頑張ってここまでの授業に仕上げたね。」
「音読、かなり鍛えているね。」

大切にしたところを指摘できたら
表情がぱっと明るくなる。
目が輝く。
子供も大人も一緒。
最も頑張ったことや大切にしていることを
認めてもらえたら、
充足感が持てると思っている。

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