組織防衛

Posted By on 2016年3月24日

那須まさのぶ先生と久しぶりに話した。
ダンディで、僕のあこがれる先生。

「多賀さんのやり方は、
型にはまってない。
いくつか僕の考えとは違うぞと思わされることもあるけど、
どこかの組織でがんじがらめになないから、いいんだよなあ。
日本作文の会も、昔はいろんな考えの人たちがいたけど、
組織って、どうしても一つの考え方になっていこうとするんだよ。
あなたの考え方は、それがなくて、自由だから、いいんだ。」

そう言って頂いた。
過分なお言葉であるが、
これをここにアップするのには、理由がある。
自慢話がしたいからではなく、
組織というものについてのご示唆が興味深かったからだ。

組織になると、どうしても特定の考え方に偏っていく。
そうしないと、組織が守れないところがある。
そして、その特定のやり方以外のものを否定し、排除しようとする。
その段階で、目的が組織を維持することに移る。
那須先生は、それをおっしゃっている。
日作の中枢に長年いらっしゃった方のお言葉だけに、意義深い。

いくつかの組織、グループが、まさしくそういう姿を見せている。
哀しい姿である。

About The Author

Comments

Comments are closed.