まだ三十前!?

Posted By on 2016年1月29日

奈良の学校で授業を観せていただいた。
一年生の国語の授業。

先生は子どもたち一人一人を笑顔で受け止めながら、
授業を進めていく。
パッケージとしてもまとまった授業展開。
計画的で見やすい板書構成。
音読のさせ方も、一つ一つに意図がある。

個別対応がすばらしい。
声の小さい子どもに対して、
先生のムードで他の子ども達を静かにさせて、
ようやく小声で話した子どもを認めていく。
一方で、同じような小声の子どもには
「小さくて聞こえないよ。」
と言って大きな声をださせる。
平等とは、どの子にも同じ対応をとることではない。
背の低い子どもと背の高い子どもとに
同じ踏み台を与えても平等にならない。
大事なのは、その子にとってその踏み台の高さが適切かどうかなのだから。
そこができている授業だった。

久しぶりにこのようなレベルの高い授業を観た。
まだ三十才前だと言う。
楽しみな先生だ。

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