◆ きょうの一冊 【33】

Posted By on 2014年4月12日

「おしっこぼうや」

ウラジミール・ラドゥンスキー

ベルギーのブリュッセルに、昔から伝わるお話。

ブリュッセルの町には、どーんと、このぼうやの銅像が建っています。

小さなぼうやが、戦争をやめさせました。

そんなことって考えられるでしょうか。

町の美しさをねたんだ恐ろしい敵がせめてきて、

幸せな生活が壊されてしまいました。

お父さんもお母さんもどこに行ったか分かりません。

でも、ぼうやには、もっとせっぱつまった難題があったのです。

このお話には、戦禍に国土が荒廃したヨーロッパの人々の願いがつまっているのです。

この絵本は、平和主義者のラドゥンスキーが、

ベルギーで聞いた話に感銘を受けてかいたものだそうです。

新聞の切り抜きを使い、イラスト風の絵がとても個性的です。

まさしく絵と一緒に読んでほしい一冊ですね。

ところで、おしっこぼうやって、日本にもありますよね。

公園の噴水代わりに・・・。

DAKARA、「小便小僧」です。

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