対談本

Posted By on 2014年1月24日

石川晋さんとの対談本の初校ゲラを読み返した。

この本は、三月に出る予定だが、

今、自分で読み返していても、とてもおもしろい。

自画自賛は格好悪いが、

そうではなくて、僕が読んで面白いのである。

ふつう、単著の場合、

何度も書き直しているうちに、

だんだんと自分の中では終わってしまう。

次のことを考えたくなる。

 

でも、この本を読み返す度に、

いつも何かしらの深まりが出てくる。

「晋さんのこの言葉は、こういう意味だったのか。」

「僕はこう言ったが、まだまだ甘い考えだったなあ。」

そういう思いが生じてくる。

 

これは、石川晋というストイックな中学教師との対話だからだろう。

実は、対話ということについて、前もって基本的な文献を読んで

この対談に臨んだ。

晋さんと対話するという目的が、僕の中にあったから。

だから、この対談の記録は、僕にとって大きいものになったのだろう。

本が売れるか売れないかは分からないが、

この本には、僕らの考える世界が現れている。

 

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