◆ きょうの一冊 【19】

Posted By on 2014年1月25日

「すてきな三人組」

アンゲラー

「あらわれでたのは、くろマントに、くろいぼうしのさんにんぐみ。

それはそれはこわーい、どろぼうさまのおでかけだ。」

見るからに悪そうな三人組。悪党の限りをつくしているが、

あるとき、馬車に乗っていたみなしごのティファニーちゃんが、彼らの人生を変えてしまうのです。

50年以上に渡って、世界中の子どもたち・大人たちに愛され続けてきた絵本です。

アンゲラーは、この作品を娘のフィービーちゃんに捧げたそうですが、

ティファニーちゃんと愛娘がダブります。

すてきな三人組は、きっとアンゲラー自身なのでしょう。

こういう絵本を読むと、子どもたちは安心するのでしょうね。

世の中でこわいおじさんたちが横行している時代です。

子どもたちには、「知らない人に気をつけましょう。」と、教えなければなりません。

せめて、こういう絵本で、

「人は見かけによらないもので、何かのきっかけで優しい人間性をとりもどすのだ」

と教えたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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