◆ きょうの一冊 【18】
Posted By taga on 2014年1月23日
「ひとまねこざる」
ハンス・アウグスト・レイ
やんちゃっこの代表、おさるのジョージが主人公です。
この絵本が子どもたちの心をとらえてやまないのは、
ただ単に、ジョージがやんちゃだからだけではありません。
ジョージは、子どもたちのやってみたいこと、経験したいことを、全部やってくれるのです。
動物園の檻から抜け出す・・・家から抜け出したいのが子どもです。
食堂でヌードルを食べ散らかす・・・お母さんを気にせずに食べ散らかしてみたいと、子どもは思っているのですよ。
でも、皿洗いをする・・・仕事もやりたいのです。
窓ふきをして、部屋をのぞいて回ります・・・子どもの好奇心は旺盛です。
そこらじゅうをのぞいて回りたい気持ちをジョージは、満たしてくれます。
そして、大けがして入院・・・痛くなければ、一度は入院もしてみたいのです。
しかも、その病院で大暴れって、なんて気持ちのいいことでしょうか。
ああ、おもしろかったなあ。
読み終わった子どもたちは、
自分たちの思いを満たされるのです。
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