授業は教材研究から生まれる

Posted By on 2013年12月25日

 

若い先生の国語の授業。

いつもがんばっているが、今回は特に教材を読み込んで、

展開がしっかりとしてきている。

 

だから、子どもたちがいつもよりも、

ずっと授業にくいついてきている。

 

僕か、その先生に問いかけ続けているのは、

「どう発問するの?」

ということと、

「着地点は、どこ?」

ということ。

今回は、その問いに対してかなり明快な答えが返ってきていたから、

「ああ、これなら、ある程度、いい授業になっていくだろうな」

と、思っていた。

 

教材研究の段階で、授業の成果はある程度予想がつく。

教材研究は、ウソをつかない。

 

ただし、勉強をたくさんすると、つい、全部を教えたくなってくる。

 

「全体の最後の着地点は?」

「後少し、細かいところをやって・・・」

「細かいところって、何?子どもたちは、もう十分に学び取ってきているのに、さらに付け足しみたいな授業はしたらダメ。教えたい気持ちは分かるが、子どもの流れにないから、きっと聞かなくなるよ。」

 

教材研究したことは、ついつい、全部を教えたくなってしまう。

だが、全てを教える必要はないのだ。

 

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