教師のプロ意識 2

Posted By on 2013年8月15日

料理人が、ずっと料理のレシピ本を読んでいたら、

料理がうまくなるだろうか。

 

魚の裁き方の本を読んでいたら、

手早く魚をさばけるのだろうか。

 

スーパーシェフの講座を聞き回ったら

料理の腕は上がるのだろうか。

 

料理は、実際に作らなければ、決して上達しない。

 

教育と料理は同じではないが、似たところもある。

本を読んだら、それが実際に子どもにとってどうなのかを

やってみないと、本当のところは分からない。

「ここをどうすれば良いのだろうか」という問題意識を持ち、

その上で本を読んだり講座を聴いたりして、

子どもたちとの実践に返していく。

その繰り返しでしか、教師のプロにはなれない。

 

僕は自分を低レベルだが、プロ教師だと思っている。

美味しい物を安く提供する町の居酒屋の料理人でいいと思っている。

 

だから、一流のシェフを目指す人には、僕の言葉はいらないだろう。

 

 

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