親力 40 年代別に変わる対話

Posted By on 2022年3月21日

※ 年代別に変わる対話
 当たり前のことですが、子どもたちは年代によって大きく変わります。大人はたいして変わりません。ですから、子どもに対して話し合うときには、親がレベルを子どもに合わせていかねばならないのです。当たり前のことなのですが、案外、そこを理解している方が少ないのです。高学年の子どもを「子ども扱い」してみたり、低学年の子どもに難しい概念で話をしたりしてしまうのです。
 それでは、まともな対話が成立するはずがありません。
 子どもの発達段階に応じた対話の仕方があるのです。(ただし、発達には個人差がありますので、三年生になったら全員が三年生のレベルになっているとは限りません。中高生レベルの三年生もいれば、幼児期に近い三年生もいるということです。)

※ 幼児期の子どもとの対話
 幼児期の子どもは、話があっち飛びこっち飛びします。一つのことに集中して話し合うことは、時間をかければかけるほど難しくなります。
 筋の通らないことを平気で主張してきます。それらを全て肯定して聞いていたら、大変なことになってしまいます。
 この時期の子どもたちは感情だけでモノを言っていることが多いのです。
 また、よく聞いても理解の難しい独特の言葉を発するときもあります。
「パージフテン」とか「ヘンロ―グレン」とか、全く意味が不明な言葉を連発してくるのです。
 そうした言葉を全て読み解こうとすることは、意味がないように思います。そんなことよりも、子どもの「思い」をくみ取ってあげることが必要でしょう。
「そうかあ。〇〇〇と思ったんだね。それは腹が立つよねえ。」
と、感情そのものを受け止めることから始めるべきです。
 自分の思いを受け止めてもらえたと思ったら、それだけで子どもの問題は半分以上解決されてしまうのです。

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