親力 33 短時間で叱る

Posted By on 2022年3月13日

※ 短時間で叱り切ることができる
 怒りに任せて子どもを叱る(「怒る」と言った方がいいかも)親は、叱っているうちにどんどん感情がアップしてきて、長い時間ずうっと叱っているというようなことをしがちです。
 これは、完全に逆効果ですね。
 子どもは最初のうちは
「ああ、自分が悪かったなあ。」
と思うかも知れませんが、長―い説教が続くと、だんだん嫌な気分が増してきて、聞く気が起こらなくなっていきます。
 だいたい、叱るという行為は、相手を否定しているし、非難の言葉が並ぶのですから、元々聞いていられないものなのです。それを延々とやられたら、反省も何もあったものではありません。心に完全に蓋をして、言葉が入らないようにしてしまうでしょう。
 叱っている親自身がマインドコントロールできなくて、最後の方は、何をいっているのかさえ分からなくなることがあります。これは、いわゆるマルトリートメント(身体、精神、性虐待そしてネグレクトを含む児童虐待をより広く捉えた、虐待とは言い切れない大人から子どもへの発達を阻害する行為全般を含めた不適切な養育を意味する。)でもあるのです。
 叱るのならば、短時間で要旨をまとめた叱り方を考えるべきです。
 一瞬で終わって、子どもの心にはインパクト強く残るような叱り方が良いと思います。

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