最後の授業 ドーデ

Posted By on 2017年9月26日

宮廷歌人の話をしていて
ふと思い出したことがある。
国語の教科書にも載っていた
アルフォンソ・ドーデの
『最後の授業』てある。
ドイツの進攻によってアルザス・ロレーヌ地域がドイツ領となった。
そのフランス語を教えていたアメル先生の
最後の授業の話。
最後に「フランス万歳」という言葉が出てくる。
この話が教科書にから消えたのは、
ドーデがフランスの宮廷作家であり、
フランスの立場から作られた話であり
当時のアルザス・ロレーヌはドイツ系の住民が多かったということによる。
このことは、文学を作品としてどう考えるのか
背景が政治的ならば、どうなのか
等と論争を巻き起こした。
面白かった。
ふと、思い出しただけ。

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