とめ、はね、はらいが命と考えるな

Posted By on 2016年11月18日

文化庁はとめ、はね、はらいに対して指針を出している。
「これを筆写(かい書)の標準とする際に
点画の長短・方向・曲直・つけるかはなすか・とめるかはね又ははらうか等について 必ずしも拘束しないものがある 」
として,次のような例を掲げ,印刷文字の標準として 示した同字体表が,
筆写の楷書の習慣と一致しない場合があることを示している。
長短,方向,つけるか,はなすか,は らうか,とめるか,はねるか,などに関する細かい差異についても同様であり,
五つの組 合せ【文化庁のホームページを見ること】は,それぞれ同じ文字とみなされる。

このような認識を可能にするのは,具現化されたそれぞれの文字に,
その文字特有の骨 組みが内在されているのを読み取るからであると考えられる。
字形が違っていても,その 形状が当該の文字特有の字体の枠組みを逸脱しない範囲内にあれば,
その文字として認識 することができる。
こうした文字の認識は,漢字に限らず,平仮名や片仮名,ローマ字, 数字などにおいてもほぼ同様に行われている。

文化庁はそう言っている。
「とめ、はね、はらいをきちんとしなさい」
と、子どもたちに細かく指導して付箋まで貼っているということに
なんの根拠もないということだ。
子どもをしめつける意味がないのだ。

さらに、おそらく子どもたちが大人になるころには
ICT機器の充実によって、書くことすら大して意味を持たなくなるだろう。
なのに、いまだに、そういうことが大事だと頑張る教師がいる。
新任にそれを要求して、余計な負担を強いて、悦に入る教師もいる。
文化庁が間違っていると言えるほど
感じの勉強をしているのかと言いたい。

About The Author

Comments

Comments are closed.