「言葉を磨く」

Posted By on 2016年7月15日

「言葉を磨く」
言葉を磨くということは日常的なことで
簡単に一年や二年でできることではない。
ワックスを使わずに松ヤニを含んだ雑巾で
磨き上げた床は、本質的な美しさを持つ。
簡単に見かけをきれいにしても
コクが足りないものになる。
教師として、とても言葉を聞いていられないような人がいる。
若いうちは、それでもいいだろう。
何十年とかけて磨けばいい。
若手にはモラトリアムがある。
しかし、ある程度の年齢になってからの言葉の軽さは
いかんともしがたい。
そして、そういう人は、他者の使う言葉の深さまで読めない。
自分の使っている言葉がすべっていることにも気付けない。
こんなこと言ってるから、
「連絡帳を書くときに、とても緊張します」
なんて言われていたのかも知れない。

About The Author

Comments

3 Responses to “「言葉を磨く」”

  1. sunami より:

    多賀先生、ご無沙汰をしております。昨日の個人懇談が終わるまで、多賀先生のブログを見ることができないほど、今学期はバタバタしてしまいました。一息ついて、ふとブログの「言葉を磨く」を拝見し、昨日の懇談で自分が発した言葉に反省しました。
    というのも、つい先ほど、親御さんから「昨日の懇談のことで・・・」と相談があり、我が子が担任からいいように見られていないのではという不安を言われました。その子は友達から苦情が出ていた子で、そのことを私としては「心配しています」というつもりで伝えたのですが、「疑われている。」「先生に先に言いに行った者勝ちか?」と受け取られていたことがわかりました。私自身、いろいろ思うところはありますが、今後保護者とうまくやっていく上で、自分の課題でもあるなと思います。言葉磨きをしなきゃと思いました。

    • taga より:

      今度、僕の保護者対応の本を出すから、買って読んで下さい。笑笑。自分もお母さんなんだから、その目線に立てばいいんじゃないのかな。

  2. sunami より:

    そうですよね。少し慎重さが足りなかったかもしれません。授業と同じく、懇談で話す内容ももうちょっと練りたいと思います。ありがとうございました。