「もう二度としません」は、一回だけ
Posted By taga on 2011年9月27日
算数の時間に調子にのり過ぎた子どもが一人、算数の計算練習の時に、プリントをもらえなかった。
「ごめんなさい。二度と言いません。」
もちろん、後でプリントを渡して注意していらっしゃった。
それが四時間目。
五時間目は、僕の国語。
プリントを配ろうとしたら、
「また、力プリントなん。」
と言うので、
「じゃあ、君には渡しません。」
と、渡さなかった。
かれはなかなか根性がある。
「ごめんなさい。もう言いません。」
「いやいや、そういう言い方は失礼で気分悪いから、渡しません。」
「ごめんなさい。二度と言いません。」
「算数のときも、そう言ってたじゃない。だめだよ。二度とやりませんと言ってまたやっている。それも一時間後にだよ。だめだめ。君の二度とやりませんは信用できません。」
「では、三度と、言いません。」
「え・・・・・・・。」
他の子どもたちが大笑いしている。
おこっているのもばかばかしくなって、プリントを渡した。
「三度と言いません。」は、初めて聞いたなあ。
多賀先生
落語のような終わり方ですね。「困ったなぁ・・・」と真剣な顔つきで発した「三度といいません」だとしたら、なおさら面白いですね。
クラスの子たちも笑えるなんて、そんな雰囲気もまたいいですね。