全員病

Posted By on 2015年7月3日

子どもが30人いたら、
30人全員ができてほしいと教師は願う。
誰しもそう願う。

しかし、それを要求しすぎると、
子どもたちは苦しむ。
あるとき、僕のクラスで2週間宿題を全員が出し続けた。
「すごいね。2週間だよ。
でも、明日誰かが忘れても、責めたらだめだよ。」
同調圧力にならないように行った。
そうしたら、子どもたちは
「そんなこと言ったら、心の中の花が枯れちゃうよ。」
と言った。

全員ということは、同調圧力を伴い勝ち菜ことだと
いつも頭に置いておかねばならない。
だいたい、
「全員が達成しました」
と自慢する教師は、自分のために教育している場合が多い。

僕は「全員」には、いつも懐疑的だ。

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