見えない国語の学力について

Posted By on 2015年3月14日

国語の学力を下支えする見えない力として、
言語姿勢と言語感覚の二つがある。
これらは、計ることが出来ない。
評価できないものである。
目に見えない学力と言ってもいいだろう。
 しかし、間違いなく存在する。
僕は、子どもたちが自ら国語の学力を作っていく過程において、
この二つが大きく影響していると考える。

 言語姿勢は、言葉に興味・関心を持ったり、
新しい言葉の意味を自ら調べようとしたり、
だじゃれなどの言葉遊びを楽しもうとしたりする姿勢のことである。
これは、授業によってつけていくことの可能な力である。

 言語感覚は、たとえば、コンビニで支払いしたときに
「1000円から預かります。」と言われて、
「おや。この言葉の使い方はおかしいんじゃないのかな?」
と思ったり、言葉のひびきを大切に考えたりすることだ。
短期間では身に付かないものだし、
家庭の言語環境が大きく影響するものでもある。

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