「鶴の一声」東風の会 ⑤

Posted By on 2014年12月13日

今井鑑三先生が音頭をとられて

「竹の会」「東風の会」のほか、仙台先生や中西先生、樺島先生の会等と共に

夏に合同合宿研究会をしていた。

二十年以上も前だけど、

僕が事務局をしていて、いくつかの会の代表と話し合いをした。

もう一つ会が発展していかないことに対して、

どのように充実させていくかを真剣に話し合った。

それで、一つの方策を提案して、全部の会がそれでいこうということになった。

僕は労力的にはしんどかったが、

会の発展のためにがんばろうと思っていた。

ところが、直前にそのことを別の会の代表に確認したら

「ああ、あれはなくなりました。

今井先生が

『そこまでしなくてもいいだろう。』

と、おっしゃったので。」

と言われた。

代表が集まって話し合い、全会一致で決めたことが

偉い先生の鶴の一声でなくなるということに、

愕然とした。

それ以来、合同研究会を発展させることは、考えなくなった。

「鶴の一声」など存在しない東風の会のすばらしさを、

改めて認識した。

 

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