本の会(8の巻)から
Posted By taga on 2011年8月30日
日曜日に本の会が終了。
ここから、僕の次のステップが始まる。
貯めていた10冊の本達を、みなさんとともに読む。
涙も笑いも自然で良い。
この空間が、この時が好きだ。
その本達の中から、何冊かを紹介しよう。
● 「3びきのかわいいオオカミ」
ユージーン・トリビザス 文 ヘレン・オクセンバリー 絵
作者は、ギリシアの犯罪学者という変わった経歴の持ち主。
「3びきの子ブタ」と真逆のプロットの物語で、ラストの結末がおかしい。
2年生の子どもたちに読んだら、完全にくいついて楽しんでいた。
人生というのは、時々、ものの見方をかえてくれることに出会えるからこそ、
おもしろい。
◆ 悲しみを乗り越えるという重たいテーマの本。
悲しみから目をそらせては、人は、生きられません。
でも、さらっとした語りと静かな絵が、人生の深みを味わわせてくれる。
そんな本がこれだ。
▼ 「なきすぎては いけない」 内田 麟太郎 作 たかす かずみ 絵
なくなった方は だれでも、生きているものの幸せをいのっている。
ただそれだけをいのっている。
その思いにこたえるためにも、われわれは、懸命に生きていかなければ・・・、
そんな思いにさせられる。
▼ 「水曜日の本屋さん」
シルヴィ・ネーマン 文 オリヴィエ・タリック 絵
時間をかけて、静かに癒していくことを「忍ぶ」という。
「忍ぶ」というものは、人間にとって、大切な営み。落ち込みではない。その人を思い出し、心に浮かべ、その人の思いと共に生きていく。それが「忍ぶ」ということである。
親しい人、大切な人が亡くなるたびに落ち込むだけになったら、人類は、とっくに滅亡しているだろう。亡くなった方を自分の心の中に入れて「忍ぶ」ということが、人間として必要なことだと思う。
※ 命を大切にするとは、
「今を生きる。今を幸せに暮らす。」ということ。
本の会ありがとうございました。
八月の最後の日を雨の音を聞きながら、息子の音読にも耳だけ寄せて、パソコンに向かいつつ 本の会の余韻にひたっています。
この夏も、素敵な時間をありがとうございました。
サイン本、会社で自慢しちゃいました(ガッツポーズ)。
書いていただいた言葉は、偶然にも12・3歳の頃 母に凄く薦められた本だったのでびっくりしました。
会が終わるとき、皆さん「来年も必ずお会いしましょうね」と、ほんとに毎年素敵な一日。
多賀先生、またIさんご夫妻のご愛労に心から感謝です。
今日の雨、台風だとか・・宿題ほんとに残ってませんか~!母を嵐にしないでねと願う 親業1年生のままのaierettoより
七夕とのちがいは、
必ず出会えることですね。
お互いに大切にしたいという心が継続になってきているのだと思います。
僕も、市橋さんに、感謝。感謝、です。