日々、人を見下ろして暮らしていると自覚せよ

Posted By on 2014年7月23日

教師の品格 ①

「日々、人を見下ろして暮らしていると自覚せよ」

教師は、日々、子どもたちを見下ろして暮らしている。

見下しているのではなく、「見下ろし」である。

「教壇」という言葉そのものが、壇の上に立って子どもたちを見下ろしていることを表している。

このことに対する気恥ずかしさや

人を見下ろしているからこその自覚を持っているかどうか。

そこが「教師の品格」になる。

これを持っていないと、「見下ろし」が「見下し」になる。

子どもへの傲慢さが出てしまう。

言葉が雑になり、荒くなる。

「お前は、何を考えとんじゃ。」

「ごじゃごじゃ言うな。」

こんな言葉が日常になる。

 

「見下ろし」を自覚している教師は、

それを使って鳥瞰しようとする。

その立場でしかできない、子どもの見方をしようとする。

また、教壇から降りて、子どもと同じところで向き合うような努力をする。

言葉は、よほどのときを除いて、穏やかになる。

 

About The Author

Comments

Comments are closed.