「聞き合う」ための資質

Posted By on 2014年6月4日

6月に西宮の学校で授業をされる先生。

事前研の後、

いろいろと話をした。

 

「どうやったら、聞き合いができますか。」

という問いかけに、

「先生の場合は、ご自分のしておられることを

そのまま子どもたちにするように持っていけばいいんですよ。

子どもの話を、誠実に受け止めて聞いていらっしゃる。

こどもにフォローしてあげようと、いろいろ努力していらっしゃる。

子どもたちはそれをずっと見ているんだから、

先生の場合は、ちょっと工夫するだけで、すぐに子どもたちは変わりますよ。」

と言った。

 

その先生が退席されてから、

校長と研究主任が

「あの先生は、自分では、気づいていないんだね。」

と、笑っていた。

誠実な人は、自分の誠実さを意識していないからこそ、

誠実なんだなあと、思った。

これこそ、聞き合うことの資質になるんじゃないかな。

教師が子どもの思いを聞かないクラスに、

聞き合いなんて、あるわけがない。

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