親塾27の①「作文が苦手です」というとき

Posted By on 2013年7月19日

「今回、参加できないので、ブログでアップしてください。」

という声が、たくさんあったので、今回は、出来るだけ細かく話したことをアップする。

以下は、僕の話原稿のコピー。


◆ 今日は、作文を書くことから始めます。

「えーっ」という顔をしないでくださいね。

提出しなくていいですからね。

発表もありません。

ご自分だけが読み返すものですから、安心してください。

後で「見せっこ」したかったらご勝手にどうぞ。

では、お手元の原稿用紙一枚分、

なんでもいいですから、作文を書いてください。

時間は五分間です。

五分間、音楽を流しますから、その曲が終わったら、ストップですよ。

では、スタート。

題は何でもいいですよ。


五分間待つ


はい、ストップ。

それでは、たずねます。

300字以上、つまり原稿用紙の四分の三以上かけた方は、そっと手をあげてください。

半分は書けたという方は?

あまり書けなかったという方は、残りですね。

書けなくても、ご心配なく。僕は無茶を言っているのですから。

五分間ですらすら書ける人の方がすごいのであって、ほとんど書けなくても、何も問題はありません。

書けないものなんですよ、作文というのは。

これと同じことを、学校では子どもたちに強要しているのです。

五分が十分になっても、十五分になっても、この差は、広がるばかりです。

でも、これでも書ける人もいます。

子どもにもいるんです。

その子たちが優れているのであって、

書けない子どもが劣っているわけではありません。

何も特別な指導をしなかったら、

書ける子は書けるけれども、書けない子どもは書けないのです。

実際に五分間過ごしてみて、

子どもの気持ちというものが少しは分かりましたか?

 

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