中に入ってみないとわからないものだ

Posted By on 2013年5月30日

追手門学院小学校は、

30年以上に渡って何度も訪れてきた学校だ。

授業もたくさんたくさん観させて頂いた。

 

それでも、中に入って観て、初めて分かることがたくさんある。

 

以前は、一列にきちんと並んで話さずに帰る子どもたちを見て

管理の厳しい学校だと思っていた。

でも、ちがう。

ここの子どもたちは、けっこうのびのびとやっている。

 

大声で「並びなさい」と叫ぶわけでもないのに並んで歩いているので

後ろから引率というか見守りしている先生に

「どうやったら、こんなふうにできるのかな。」

と聞いたら、

「この子達は、こういうものなんだと思っているんですよ。」

と返ってきた。

なるほど。

これが伝統の力だ。

先輩達も上級生もそうしている。

だから、それが当たり前。

100年以上に渡って脈々と受け継がれているものを感じる。

 

誰も見ていないのに、校門で振り向いて校舎に一礼して帰られる保護者を遠くから見て、

その思いを強くした。

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