終戦の日に

Posted By on 2011年8月15日

きょうは特別な日だ。

終戦記念日。

 

今日は静かな漫画を紹介する。

 

こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」

8月5日に「この世界の片隅に」という広島を題材としたテレビドラマ(北川景子・小出恵介)があった。

その原作者が、こうの史代さん。

 

静かな淡々とした話が流れていく。

人は、淡々とした暮らしの中で、重い繊細な心情を抱え込んでいる。

 

後味の悪い漫画。

 

人の苦しみ、広島の後も生き続けた人の心の重さは、

広島だけの重さではない。

人は、生き残っても苦しむ。

「なぜ自分は・・・」と問い続けていく。

 

薄っぺらくてあっと今に読める漫画だが、

心に重い深いものが残る。

 

あえて、今日、この本を。

 

 

About The Author

Comments

Comments are closed.