「若い教師のための読書術」

Posted By on 2013年5月20日

長瀬拓也さんの、著書。

これは、おもしろい本だった。

 

僕は、若い先生の学級づくりや国語の本は

めったに、買って読まない。

それは、僕が「天上天下優雅独尊」の人間だからだ。

僕のあまり詳しくない分野の本は、若手もベテランも関係なく

購入して読む。

唯一の例外が飯村さんの本。

それは、彼に対する個人的な興味があったから。

 

でも、いただいた本はきっちりと読む。

書評は、書けるものは書くし、

感想を直接送ることもある。

 

で、長瀬さんの本。

僕が学ぶことは、何もないよ、

当たり前でしょう。

学生に対して、こういうふうに読書を考えよう。

若い先生、自分を高めるために、こんな読書をしよう。

読書の時間は、こうやって作ろう。

本は、こうやって選ぼう。

ということが書いてあるんだから、

そこから学ぶようでは、僕は三十年間、何をやっていたのか、

ということになる。

 

でも、若手は違う。

ここから学んでほしい。

この本にはヒントがいっぱいある。

きっと

「そうなんです、長瀬さん。ここに困っていたんですよねえ。」

と思う箇所があるはずだ。

おススメだ。

若手だからこそ、書ける本がある、値打ちのある本が書ける、ということだ。

 

僕が「おもしろい」と言ったのは、

長瀬さんの読書経験を自分の経験と照らし合わせながら

読むことができたからだ。

「ほう、この時期にこれから影響受けたのか。

僕も、そのぐらいの年齢だったけど、

その本は、当時は、まだまだ認められていなかったんだよ。」

等と、自分のこれまでと照らし合わせながらたどることができたから。

 

 

 

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