知識を持つことが一番の対応策 新任研の話②

Posted By on 2013年4月6日

そういう子どもたちに対しては、知識がないということが、致命傷になります。

今は、学問が進んできて、対処の仕方もかなり分かってきています。

今日、ここで詳しく話している時間はありませんが、

機会があれば、学んでほしいものです。

特別支援教育は、決して特別な教育ではないんですよ。

ここにいるみなさんの多くは、

仕事を始めるなり、直面することだと思ってください。

ひとつだけ、今、言っておきましょう。

学級づくりが大切なんです。

その子たちは独特のパターンを持っています。

それは変えさせることはできません。

クラスのみんなが、その子のパターンを理解することが大事なんです。

一人を大切にする学級づくりが、ポイントですね。


② モンスターペアランツ(МP)とは何か?

次に、モンスターペアランツ。

確かにいらっしゃいます。

どこの学校にでもいらっしゃいます。

実際。僕もやられましたよ、何回か。

放課後になると、先生たちがしょっちゅう電話の応対をしています。

そのための対策はこうじておかないといけませんね。

先手必勝で、こちらからきちんと連絡をするというのが、一つ。

もう一つは、管理職と連携していくということです。

管理職を好きでも嫌いでも関係なく、巻き込んでいくべきだということなのです。

みなさんが実習に行かれたときは、どうでしたか。

放課後、先生たちがしょっちゅう電話している姿を見かけませんでしたか。

放課後に電話がかかってくる学校、ひどい場合、ずっと電話が鳴っていますよ。

先生たちも対応に困っています。

みなさんも、保護者からの電話に対するマニュアルは、持っておかねばなりません。

事実関係の分かっていないことに関しては、簡単にこたえないことです。

「事実関係を確認して、明日の何時に連絡いたします」と、

次の連絡時間を指定して、それから善後策を考えます。

とっさにいらないことを言ってしまって話をこじらせてしまう先生が、

けっこういらっしゃいますからね。

ややこしくなりそうな案件は、

できたら学校へ来ていただいて、管理職同席で話し合いましょう。

自分の力で解決してやると、思わない方がいい。

今の親御さんは、若者の情熱だけでなんとかなる相手ではありませんからね。

ただし、クレームを言ってこられる保護者が、全員МPだとは、思わない方がいいですよ。

物の言い方の分からない親も多いんです。

自分では文句を言ってるつもりがまったくないのに、

先生たちはМPだと思ってしまう。そんなことが、よくあります。

皆さんも、本当のМPは、そんなにたくさんはいないということは、頭においておきましょう。

電話とかがかかってきたら、びくっとなりますよね。

「何を言われるんだろう。」

と、緊張しますよね。

ともかく、対応は、先手必勝です。

子ども同士のトラブルは、事実を確認したら、

こちらから保護者に連絡を入れるんです。

 

先手必勝ですよ。覚えておいてください。

 

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