ウソの話 その2

Posted By on 2013年3月4日

○ ウソには種類があります。

単純に分けることはできないですし、考え方によって、分け方も違います。

僕がよく言うのは

・ 自分を守るウソ・・・「宿題を家に忘れてきました」なんていうのが、それです。

・ 他人を守るウソ・・・大事なのは親でも先生でもなく、友だちですからね。

・ 人を陥れるウソ、などです。

たちが悪いのは、人を陥れるウソです。

学校で一番問題にするべきなのは、これです。


○ ほかにも、レベルの低い大人がよく使いますが、

自分の地位を高めるためのウソがあります。

弱い犬ほどよく吠えるといいますが、本当は自分に自信のない人ほど、虚勢を張ります。

偉そうにします。

「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」と言いますが、

中身のない人は偉そうな態度をとります。

これも、ウソの一種です。

本当の自分を出すことに自信がなくて、おそれを抱いているんですね。だから、自分にも、「おれは偉いんやぞ。」というウソをつくんです。

○ プライバシーを守るためのウソ

さっき、大人も子どもにウソをつくといったところでのウソは、

ある意味、プライバシーを守るためのウソです。

子どもにもプライバシーがあります。そのプライバシーを守るために、ウソもつきますよ。

子どもが初体験したことを、親にべらべら話すと思いますか。

デートしていても、「友だちとつるんでいた」と言うかも知れません。

みなさんも、そうじゃなかったですか。

子どもはプライバシーを守ろうとする。

親は、子どもの支配をつづけようとする、

思春期からは、そういう葛藤が強くなってきます。

 

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