今年は堂場瞬一から

Posted By on 2013年1月20日

ひとまず第一稿を出版社に送って、

ちょっとだけ時間ができたので、

堂場瞬一の鳴見了刑事のシリーズを読んでいる。

「アナザーフェイス」や「高城賢吾シリーズ」で有名だが

僕は、鳴見了が好き。

ストイックな性格がいい。

 

僕は、最近、重たいものが読めない。

推理ものや軽いものばかりである。

今年の初読書が畠中恵の「しゃばけ」だったし。

 

さて、その鳴見了の第一作「雪虫」で鳴見が後輩のデカに言った言葉。

「希望して、真面目にやっていれば、刑事になることはできるよ。

だけど、それで満足しちゃあだめだ。

犯人をあげられるかどうか。

俺たちに求められているのはそれだけなんだから。

そして、犯人を挙げられないのは、悪い刑事なんだ。

あんたは良い刑事になりたいか。」

 

これ、「刑事」を「教師」に、「犯人を挙げる」を「子どもを育てる」に変えたら

そのまま当てはまらないか。

さらに、鳴見了は、言う。

「だったら、頭を使え。

体も使え。

相手の顔色を読め。

その顔色の下に、どんな本音が隠れているのか引き出せ。

そういうことが分かるようになるまでは、

いろいろ試して失敗してみることだな。

最初に教えられたマニュアルばかりにこだわっていると、

応用が利かなくなるぞ。

自分の経験や勘の方が大事だし、あてになる。」

 

これは、僕の言いたいことと、あまりにも一致している。

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