惜しまれる名店

Posted By on 2012年11月25日

「多賀先生、グルメ本を出してください。」

と、よく言われる。

僕は、カサントみたいな超高級グルメへは行かないが

【正確にいうと、行けないが】

良店をたくさん知っている。

 

あまのじゃくだから、

惜しまれながら去っていった名店を書く。

 

まず、住吉駅のすぐ北側に震災前まで

「エスパス」というケーキ屋さんがあった。

ここのケーキは、ともかく繊細な味で、なおかつ、ごじゃごじゃしていない。

高杉のような高級感はないが、

どれも、シンプルで飽きない味だった。

なかでも、抹茶のケーキ。

だいたい、抹茶のケーキというと、抹茶のムースがはさみこんだものが多いが、

エスパスの抹茶ケーキは、うすいうすいパウンドケーキを何層にも重ね、

その間に抹茶のクリームをはさんでいったもの。

外側は、抹茶のパウンドケーキのつぶつぶを吹きかけている。

 

未だに、似た様なケーキにはお目にかかれない。

 

もう一度食べたかったなあ。

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