「早期教育は必要だ」?

Posted By on 2012年11月16日

教育に関するウソ・ホント?


早期教育。

これは、はっきり言って正解なんです。


早期から教育することは、とても大切です。

でも、以前お話ししたように、

臨界期とレディネスをきちんとわきまえてすることですね。

その話は聞いていなかった方のためにもう一度説明しますが、

「臨界期」というのは、その時期にしか身につけられない時というものがあるということです。

たとえば、図形の認識は、幼い頃の方が優れていて

幼い頃に積み木やブロック遊びをたくさんしている子どもは、

将来、幾何、つまり算数の図形の問題が得意になりやすいのです。

 

高学年になってから積み木遊びや図形パズルをしても、

なかなか図形の感覚は身に付きません。

レディネスというのは、準備ができているということで、

たとえば四歳のこどもになら簡単にできることを、

三歳から一生懸命にさせてなんとかできるようになっても、意味はないということです。

この辺を勘違いなさっておられる方が多くて、

先取り学習をしていることが、勉強ができることだと勘違いしておられます。

では、何を早期教育するのかというと、

たくさん絵本を読んであげること。

先ほども出ていた図形のパズルや積み木でたくさん遊ばせること。

よく話しかけて、子どもをおしゃべりにしてあげること。

ルールをきちんと守り、基本的な生活習慣をきちんと身につけさせること。


それらが、最大の早期教育だと、僕は思います。

 

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