いじめは教師の力量で?

Posted By on 2012年8月16日

いじめの問題についてコメンテーターが語るとき、

なんにも分からない、ノリだけの方は、

全てを、教師が頑張れば、なんとかなるように、言う。

 

あり得ない。

 

教師の力量によって、なんとかなる部分はあるだろう。

でも、全部をそんなところに収斂できるはずがない。

 

僕は、比較的、子どもたちから「思い」の入ってくる方だとは思っていた。

しかし、

「えっ、そんなことがあったのか。」と思わされたことが

何度あったことだろうか。

 

子どもをよく観察し、記録にとって

油断せずに見続けていた。

子どもを見る視点もたくさん持っていた。

子どもたちと遊び、語り、共に生きる時間をとっていた。

いじめを見抜くための方策は、

かなり持っている方だと思う。

 

それでも、なかなか分からない。

いじめとは、そういうものだ。

僕のクラスでいじめをしたら、徹底的に僕にいじめられることも

子どもたちは知っていた。

それでも、大丈夫だと思ったことは、一度もないし

「僕のクラスではいじめはありません」と言えたことは、なかった。

 

おい、コメンテーター。

教師がどうやったらいじめを見つけられるのか、

精神論ではなく、

具体的に言ってみろ。

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