いじめ問題の行く末

Posted By on 2012年8月15日

昨日に引き続いて、いじめ訴訟の話から。

 

いじめが警察に訴えられ、

受理され、

いじめていた連中が逮捕される。

昨日も書いた通り、大いにすればいいと思う。

 

しかし、そこには、二つの問題点がある。

 

一つ目は、これがどんどん小学校レベルにまで下りてきた時、

過剰反応にならないか、ということ。

たとえば、小学3年生でケンカがあったときに

殴られて鼻血がでたとしよう。

それを「いじめだ」として警察にとどける人が出てこないだろうか。

そしたら、これを警察は無視できない。

小学校へ警察が入り、調査をすることになる。

それだけで、現場が大きく混乱し、

禍根を残すことになるかも知れない。

意地悪すらできなくなって、いいんだろうかなあ。

 

もう一つは、いじめが暴力事件のみに限定されて

そのことの解決だけに、学校現場が忙殺されるかも知れないということ。

いじめにおいて、圧倒的に件数の多いのは、

「ハブ」である。

そして、言葉によるいじめである。

 

暴力事件は、いじめとは切り離して考えた方がいい。

 

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