ここまでの学級・子どもを振り返ろう

Posted By on 2012年4月17日

教師多賀塾の一回目が終了。

そこでは、この一週間ほどを振り返ろうということで、

チェック表でチェックしていった。

大切なのは、自分の反省として見ることである。

話原稿を一部、ここにアップする。

● 今日から、教師塾のスタートです。よろしくお願いします。

僕が培ってきたこと、学んできたことを、みなさんに伝えていけたら、それよりうれしいことは、ありません。

ふつうのセミナーと違うのは、自分たちの課題を持ち込んでほしいと言うことです

提案などはいりませんが、研究授業の指導案を見てほしいとか、クラスで困っていることとか、

何でも、持ち込んで下さい。

みなさんの意見も聞きます。僕なりの考えも示せると思います。

今日も、そういうものがあれば、言って下さいね。

遠くからいらっしゃる方もおられます。時間を無駄にしないようにしていきたいと思います。


どうか、せっかく貴重な時間を使ってきておられるのだから、

何でも聞いて、僕をどんどん利用して下さいね。

残りの時間は、本の時間にします。

そのときどきによって、全部は読みませんが、教師自身も本から学んでほしいので

絵本だったり、児童書だったり、教育書だったりと、いろいろな本を読んだり、紹介したりします。

では、まず、この一週間を振り返ることから。

 

◆ 一週間経って・・・振り返ってみよう

まずは、振り返りチェックからいきましょう。

チェック表を見てください。付け方は、各自で自由にしてください。

○×でも、ABCでも、お好きなように。コメントも書いた方がいいですね。

一つずつ一緒にやっていきましょう。

① 教室はきれいか? 

きたないのなら、なぜきたないか?

きれいというのは、ゴミがよく落ちていないか、机やイスがぐじゃぐじゃになっていないか、ということです。特に黒板やホワイトボードは、どうですか。ブロークンウインドウ理論をご存じですか
② ロッカーは、美しいか? ロッカーが整理整頓できているか。できていなければ、モデルを示して、それでも×なものをどうするのか、考えましょう。 できている子を褒めていくのは、高学年でも大切なことですよ。それをしていかないと、ずっと、できていない子ばかりに目がいってしまいます。
③ 指示は、通っているか? 指示が通っているかどうかは、どこで判断すればいいのでしょうか。何かを言って、その後、子どもたちがどう行動するかを見れば、分かります。授業中に、「教科書の何ページを開けなさい。」と言ったとき、何人が開けないか、確認すればいいのです。その程度の指示が全員に通らないのは、教師に問題ありです。
④ 大声を出さないといけなくなってないか? 大声と、朗々としたはっきりした声とは、違います。もしも怒鳴り声を発していたら、かなり危ない状態ですね。
⑤ 授業が始まる時、 

全員、教室にいるか?

遅刻は絶対にダメです。チャイムがなっても、いつまでも遊んでいる子どもたちがいたら、放っておいてはいけません。場合によっては、繰り返す子どもたちに処罰も必要です。体罰じゃないですよ。×の与え方については、またいつか話したいと思います。厳しさもいるんですよ、教育には。
⑥ 挨拶の具合は、どうか?先生へ。 友だちへ。 挨拶は別に立ち止まってするまでさせる必要はありませんが、ポイントは二つ。相手と目を合わせているか。声が出ているか。 

また、教師にだけの挨拶ではなくて、親しくない友だちにもできているかを、よく見てください。朝から教室にいて子どもが来るのを見ていれば、分かりますよ。

 

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