学期の終わりに

Posted By on 2011年7月15日

 最後に事件が起こって、「気持ちよく」終わることはできなかったが、わがクラスのいい面がたくさん出てきて、上向きで終わったとは、思う。

 独特の個性があって、なかなか扱いの難しい子どもがいる。その子が、たくさん荷物を持って帰る男の子の紙袋を、一緒に持ってあげていた。

「もう、○○君、自分で持ちよ。」

と、ぶつぶつ言いながら。

さらに、信号を渡るときは、独りで大きな袋を持ってあげて、とっとっと運んでいる。相変わらず、

「なんであたしが持たないといけないの。」

とか言いながらであるが、持たされていた訳ではない。人に言われてするような子どもではない。

この子は、人のことを、すんなりとしてあげる人柄を持っている。

なかなかいい奴だなあ。

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