フォローって、なんだ
Posted By taga on 2012年1月8日
ここしばらく
「出し過ぎじゃないかなあ。」
と思ってきたが、
これは、なるほどの一冊。
健ちゃんは言いたいことが山ほどあるんだろうね。
「フォロー」とは、何か。
これは、オチやフリだけで教育していては、決してとどかないところへ
到達させてくれるものだ。
僕もそうだが、
実はあるていど教育にせい通している者は、必ずやっていること。
いわゆる、裏ワザとかヒドゥン・カリキュラムなどと言われているものだ。
「先人の実践をまねてやっているが、どうもうまくいかない。」
という気持ちを持ったことがある人は、ぜひ、これを読んでみるといい。
これが違っているのかも知れないよ。
子どもにどうもうまく接することができないお母さんお父さんも、必見。
ヒントが山もりである。
実践事例集には、若手の実践者が並ぶ。
中條くんは、達人セミナーにも来てもらった。
飯村くんは、このブログのリンクにはっている「イートモ日記」の先生。
健ちゃんは、人を育てるのがうまい。
というか、巻き込むのがうまい。
若手に場を与えて、育てている。
今回フォローの実践事例を書かせていただいた飯村友和です。
ご紹介いただいてありがとうございます。
多賀先生とはじめてお話をした京都でのあの日、フォローについて中村先生から教わりました。
Mini-1の模擬授業を私がやった直後に、私の授業のだめだった点を中村先生からご指摘いただきました。
それがフォローでした。
それまでも学んでわかっていたつもりでしたが、実はわかっていませんでした。
発問 指示 説明 といった教師からの投げかけばかりを考えていて、フォローへの意識が弱かったのです。
あの時から、私の授業、学級づくりは変わりました。
ちょっとはよくなりました。
フォローについて、とてもわかりやすく書かれているので、多くの方に読んでいただきたいです。
飯村くんが、あのとき初めてフォローを知ったというのは、驚きです。
人は無意識にフォローをしているときもあります。
実際、飯村くんのあのときの授業にも、ちらっとフォローは出ていたし
Mini-1のような形だと、現実の子どもが前にいないので
フォローは見えなくなりますね。
教師は、意識的にフォローしなければならないってことですよね。
多賀さん、こんにちは。
山口県の中村健一です。
ご紹介、ありがとうございました。
しかも、的確なご指摘、さすが!です。
本書でも紹介している野口芳宏先生や有田和正先生の授業を真似して追試しても、名人ほどはうまく行かなかった経験を誰もが持っているはずです。
それは、「フリ」(優れた発問や指示、面白いネタ、面白い仕掛けなど)をうまく真似しても、「フォロー」が違うからだと思っています。
それ程に、野口先生や有田先生は、「フォロー」がうまい!
しかも、意識せずにされているところが、名人と言われる所以なのでしょう。
しかし、私のような普通の教師は、そうはいきません。
多賀さんが言われるように意識的に「フォロー」することが必要です。
若手は特に、「フォロー」を意識するところから、スタートですね。
中村 健一