山の下り方~「ファイブ」~
Posted By taga on 2012年1月3日
ある年れいにくると、
山を登り続けることはできないことが
はっきりしてくる。
どこから、どんな下り方をするか。
それが大切だ。
僕は、ずっと情熱を持って上っている。
情熱を持ったままの下り方を考えている。
冬休みに、いい本に出会った。
「ファイブ」 平山 譲
ドラマにもなったノンフィクション。
ドラマ化すると、フィクションになってしまうから、
やはりこういうものは、活字で読む方が良い。
僕はバスケットが好きだ。
NBAに一時はまっていた。
シカゴブルズの全盛時。
マイケルジョーダンがいた。
田伏勇太で話題になったが、それまで、
日本のバスケットをリードしていたのは、佐古賢一だ。
バスケットがもっと人気のあるスポーツだったら、
佐古は「日本のジョーダン」と呼ばれていたかも知れない。【「冗談」じゃなくて】
その佐古が移せきしたのがアイシンというチーム。
僕は、アイシンはスター選手を大勢移せきさせて強くなったチームだと思っていた、
この「ファイブ」を読むまでは。
実は、リストラをされた選手の集まりだった。
彼らは、もう自分の先が見えている。
でも、情熱はまだ、くすぶっているというよりも赤い炎を上げている。
僕のこれからを暗示しているみたいだ。
この本は勇気をくれた。
ベテランは、信念と情熱と体力との相関で、悩む。
スポーツは、それが顕著に出るものだ。
これは、バスケットの分からない人にも、絶対におもしろい。
静かな感動が、勇気をくれる。
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