「阪急電車」

Posted By on 2011年12月13日

てっちゃんの話ではなく、

有川浩原作の映画の話。

風邪で、本を読む気も勉強する気もおこらないので、

週末は、ビデオばかり観ていた。

マイケル・ジャクソンの「ヒストリー・オン・フィルム」も

じっくりと観た。

それはさておき。

「阪急電車」は、原作がいい。

結婚式にウェディングドレスを着ていくことをのぞいて、

あり得る話ばかりが、並んでいる。

「いるいる、こんな人いるよね。」

と思いながら、自分の阪急今津線での記憶と重ねられる。

僕は、いじめにあった女の子が言う一言が好きだ。

「聞いてもいないことを教えてくれて、ありがとう。」

と、「○○ちゃんは、もう先に行ったよ。」

と言った子どもたちに対して放った言葉。

聞いていないことを教えようとする心の中は、

意地悪な気持ちに満ちている。

親切心などでは、断じてない。

相手が確実に傷つくことが分かっているから。

「人の不幸は密の味」なのである。

子どもたちの中でも、

「○○ちゃんがこんな悪口を言ってたよ。」

と、言われている子どもにわざわざ教えてくれる子どもがいる。

僕は、これもいじめや意地悪だととらえている。

また、教育の方向へ話が行ってしまう。

何を観ていてもすぐに我田引水してしまうから、

純粋に楽しんでいるとは、言えないのかも知れない。

でも、僕の趣味は、教育だから。

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