授業の見方

Posted By on 2011年11月3日

授業の技術が身に付いてくると、

授業の見方も分かってくる。

 

授業なんて、いろんな見方があるじゃないか。

そう言い切ってしまえば、それまでだが、

授業の見方というものは、絶対にある。

 

僕がいつもポイントにしていることの一つが、学年のレベルだ。

指導案を読めば、授業者が学年のレベルを頭において授業を考えているかいないかが

すぐに分かる。

 

子どもたちをどう見ているのか。

目標に対して、この子たちは、

どういうことを既習し、

どういうレベルまで来ているのか、

それが指導案には、書かれているはずだからだ。

 

たとえば、3年生の子どもは、具体的思考と抽象的思考の間にある子どもが多い。

どちらかというと、具体的、つまり実演してあげる方が、理解はしやすい。

国語では、言葉で考えさせることもあるが、

たとえば図工や音楽などの実技では、実物でやってみせる方が、分かりやすい。

 

そういうことから、授業は組み立てられていく。

その視点がないと、授業は根本からずれてくる。

目の前の子どもたちと、ずれてくる。

 

指導案を見たときに、だいたい、その辺は見えてくるものだ。

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