子どもが輝いて見えるとき
Posted By taga on 2011年11月3日
一人の子どもがプリントを配っていた。
さっさと配ればいいものを、なんだかんだ言いながら配るから
時間がかかる。
子どもたちが、
「早く配ってよ。」
「終わりの会ができないでしょ。」
と、厳しい声を出す。
この子の態度にいらいらしているのだ。
マイペースだから、何を言われても意に介さない。
それがまた、いらだちを生む。
突然座り込んだので、どうしたのかなと思ったら、
休んでいる子どもの机の中に、たたんで入れていた。
他の子は、机の上に置いていくだけ。
ま、うちのクラスはしばらく放っておくと、隣の子が入れてくれるんだけど、
なんだかんだ言いながら、机にしまい込む。
なるほど。
こういう姿を見せてくれるから、この仕事は楽しい。
子どもは素晴らしい。
「みんなでジャンプ」というクラスごとに8の字3分間に何回?という記録に挑戦が、学校で始まりました。何度練習しても、他のクラスには追い付かないので、ある子から「休み時間にみんなで練習しよう」と提案がありました。ところが、もともとあまり個人の意見を言わないクラスで、一人だけ「僕はドッジをしたいからいやだ」と参加しない子が出てきました。彼は賢く人気もある子です。明日、練習予定の休み時間、どうなるんでしょうか。表面上は仲良しの元気なクラスですが、個々は遠慮したり他人に流される子どもたち。初めて意見割れをしたのです。少し怖くて少し楽しみですが。
それは楽しみですね。
どちらになっても、子どもたちが学ぶ要素がいっぱいあります。
子どもの本音が出てもよし。
流される自分たちを振り返るもよし。
僕なら、いろんな作戦を考えて寝られなくなります。