親力 44 自分はどのタイプか見極めよう

Posted By on 2022年3月25日

⑮ 番外編 自分はどのタイプか見極めよう
 人はみんな違っています。個性とも、タイプだとも言われます。自分はどんなタイプなのかを考えて、そういう自分に合った心の持ち方や言動の仕方を考えることは大切なことではないでしょうか。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
という言葉が「孫氏」にあります。
 まさしく己を知って、それに応じた教育を考えましょう。人は、自分以上のことはできません。どんなに優れた教育であっても、自分に合わなければできないのです。そして、理想の教育を追い求めてもできなければ、挫折感に打ちのめされることでしょう。
 自分を否定しても仕方ありません。だって、そういう自分なのですから。子育てという重要な仕事は、休むことなく続いていくのですから、自分らしい子育てを目指すべきです。
 だいたい、性格は諸刃の剣です。味方によって、良いものにも悪いものにも変わります。
 個性というものを少し、あげてみます。
マイナス面とプラス面の両側からみてみましょう。ご自分はどれに当てはまりますか。
① 細かいことにこだわりすぎる。しつこいとまで言われる。そういう性格は逆に言うと、粘り強くて研究熱心なのではないでしょうか。
② 何にでも口をはさむ。出しゃばりとみられる。そういう性格は、好奇心旺盛で探究心が強いのだとも解釈できます。
③ 無神経で鈍感、いいかげんな性格だと思ったら、それはものごとをいつまでも気にしない性格、おおらかな性格ですよね。
④ わがままで自分勝手って、嫌なやつに思えますが、見方を変えたら、自己実現力が強くて自己主張ができるタイプだとも言えます。
⑤ ケチで吝嗇家だと思われる方は、実は倹約家で堅実な生き方をしているでしょう。
⑥ なにごとにつけても遅くて時間がかかり、ばかていねいすぎる方の場合、ものごとにじっくり取り組むタイプだと言い換えられます。
⑦ 神経質で細か過ぎる方は、繊細で他者に対して心配りができる性格ではありませんか。
どうでしたか。
僕は、④と⑦だと自分では思っています。
同じ個性(性格)でも、見方を変えると、違う方に変わるでしょう。
人はいろんな個性を持っています。まったく同じ個性の人間は、双子以外は、この世に存在しません。
その個性のプラス面に光をあてて自分のできることを考えてみましょう。

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