親力 43 高学年~中学生(思春期)との対話
Posted By taga on 2022年3月24日
■ 高学年~中学生(思春期)との対話
高学年になると、女の子は完全な思春期だと言えます。男子も少しずつ思春期に入っていきます。思春期はややこしい時期です。まともに親と対話しようとしない子どもも出てきます。
体のあちこちで第二次性徴(体全体で性差が生じてくる時期)が起こっているので、なんとなくイライラして不安定なのが当たり前の時期です。
話しかけても反応しないし、時には無視したりされることもあります。ちょっとしたことで反抗してくることもあります。対話しようとしても、拒否されやすい時期であるということは、頭に置いておいた方がいいでしょう。
ただでさえ対話するのが難しい時期なのに、子どもの様子を見ていて話したくないように見える時には、ちょっと話しかけるのは待った方がいいと思います。大人だって、期限の悪い時に話しかけられたら、嫌ですよね。
それでも、どうしても対話しなければならないときはあります。子どもがいじめに加担しているのではないかと思うときとか、逆にいじめられているのではないかというとき。子どもが反社に関わっているのではないかと感じるとき。子どもの将来について進学とかを話し合わなければならないとき。等々。
つまり、思春期に対話しなければならないことって、子どもの人生に大きく影響することが多いのです。
この時の対話は、まさしく「対話」なのです。つまり、相手と対等の位置でお互いの話をよく聞いて、お互いが納得のいく線について話し合うのです。相手はまだ子どもです。世の中のことはよく分かっていません。だからといって、親が世の中のことをよく分かっているというのも傲慢だと思います。親が分かっているのは、自分の経験した世の中の一部なのだということは、認識するべきです。
「お前は何も分かっていない。」
「世の中を甘く見るな。」
等ということは、反発を産むだけの言い方です。
子どもの考えをよく聞いて、一緒に考えていくという姿勢を示すべきだと思います。
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