インクルーシブ教育って、簡単じゃない

Posted By on 2018年12月24日

教室で子どもが暴れる。
実は、最も問題になるのは、このことだ。
加害児童と被害児童が生じる。
加害児童のご家庭の対応の仕方も様々だ。
平身低頭して悩む方もおられる。
開き直って先生の責任だとおっしゃる方もおられる。
そのどちらも、悩み苦しんでいるということを忘れてはならない。
子どもへの愛情。
自分の教育との葛藤。
世間体。
さまざまなことが保護者を苦しめる。

教師は、授業中ならともかく、
休み時間まで全ての子どもたちの動向を把握することはできない。
でも、自分の責任だと落ち込む。
とれない責任まで背負ってしまう。
同僚がフォローに回るか、「あなたのせいだ」とセカンドアタックをするかで
その先生の苦しみが変わっていく。

そして、児童の思い。
暴れながら「止めてくれ」と心で叫ぶ子どももいる。
とるべき行動の分からない子どももいる。
暴れたら叱られる。
なんでかよく分からないときもあるのだ。
叱られながら、どんな思いをしているのだろう。

答えなき世界に見える。
だからこそ、
知恵を寄せ集めなければならないのではないだろうか。

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